電気代やガソリン代など物価が上昇していることから、太陽光発電を活用して電気を売るのではなく自分たちで使う時代になりました。またSDGsの背景もあり自然エネルギーを活かそうと国が積極的に動いています。

理念にあるように“世の中にないものをつくる”ということで、第一弾は太陽の恵みを100％活かす追尾型太陽光発電システムの開発。太陽光固定価格買取制度における売価単価が下がっている現状、発電量アップを図る追尾型を開発しました。今では北海道から沖縄まで全国約200カ所設置しています。

続いて、2021年に南さつま市の廃校のプールに太陽光発電パネルを水面上に浮かべる、プール水上太陽光システムを日本で初めて設置しました。

少子化が急速に進行するなか、毎年多くが廃校になっていると言われています。
校舎や校庭の有効活用は耳にすることはありますが、プールについては、サラ地に戻すだけでも莫大なコストがかかり、利活用が非常に難しいとされていました。
このプールにソーラーパネルを置くことを思いつき、全国で現在8カ所設置をし、日経新聞にも取り上げられ、全国各地から問い合わせをいただいております。
水面に置いたパネルは熱くなり過ぎず、地上よりも発電効率が高くなることや、池や湖と異なり四角いプールは固定がされやすく、風でひっくり返るリスクが低いです。また、地面の雑草が伸びて日陰を作る心配もなく、周囲のフェンスや更衣室もそのまま活用していえます。
「世の中にないものをつくる」という理念がおもしろそうと共感し転職を決意。これから東南アジアなどグローバル展開を視野に入れています。